ラブレッスン
『マサ、どういう事?アルバムの子って?
一人で納得しないでちゃんと説明してよ〜。』
問い詰める沢木さんに、ああ…と言って話し始めた。
『高校入学して半年位経った頃にさ、歩に付き合わされて職員室で全クラスの、クラス写真見せてもらいに行った事あるんだ。』
思い出すように話し始めるマサに私も沢木さんも黙って続きを求める。
『教師も、不思議そうにどうして見たいのかって聞いたらさ、歩がこう言ったんだ。
“名前も学年もわからないけど、あるものを預かっていてお礼と一緒に返してあげたい。”ってさ。』
『それが遠藤さん!?』
沢木さんが私を見て問いかけて来たけれど、全然思い当たる節が見当たらない。
「私じゃないと思う。だって結城歩とあった記憶がないもの。」
一人で納得しないでちゃんと説明してよ〜。』
問い詰める沢木さんに、ああ…と言って話し始めた。
『高校入学して半年位経った頃にさ、歩に付き合わされて職員室で全クラスの、クラス写真見せてもらいに行った事あるんだ。』
思い出すように話し始めるマサに私も沢木さんも黙って続きを求める。
『教師も、不思議そうにどうして見たいのかって聞いたらさ、歩がこう言ったんだ。
“名前も学年もわからないけど、あるものを預かっていてお礼と一緒に返してあげたい。”ってさ。』
『それが遠藤さん!?』
沢木さんが私を見て問いかけて来たけれど、全然思い当たる節が見当たらない。
「私じゃないと思う。だって結城歩とあった記憶がないもの。」