ラブレッスン
『由宇さん誤解しないでちゃんと聞いて?

俺が言ったのは“これから”って言ったんです。

だって俺は中学の時にはもう由宇さんに惚れてたんですから。

由宇さんに何されたって今さら“惚れてしまった!”なんて思うわけないでしょう?

まあ、“惚れ直した”って思うことはありましたけどね?』







その腕を引き剥がされて、覗き込みながら言われた言葉に今度こそ完全に固まって動けなくなった。







『由宇さん意味通じた?』
















えーと…つまり…?







!!







「わ、わかりずらすぎるわよっ!!私がどれだけ傷ついたと思ってるのよっ!!
あなたね!やっぱり言葉が足りなさすぎるわ!!」












胸元を叩きながら文句を言う私をいとも簡単に抑えながら意地悪そうに笑うのがなんとも子憎たらしい。






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