ラブレッスン
『じゃあ次はコレに着替えて下さい。』




ズイッと紙袋を目の前に差し出して、私の後ろにたっていた美容師に声をかける。





『マサ、着付けで使う部屋借りるから。』






『あ?なんでだよ。』





『着替えるからに決まってるだろ。

由宇さんそれに着替えて下さい。』






それって……コレ?





紙袋の中を開いて見てみると、洋服が入ってた。






「え?なんで??」





『いいから早く。
それともここで俺に脱がされたいんですか?』





そう言って笑う結城歩はさっきまでの無邪気な笑顔はどこかへ消えて去ってて

ニヤリと不敵な笑みを浮かべて一歩私に近寄って来た。



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