続・エレベーター
『すっげぇ…。』


香織が地面に横たわる姿を見て、男はヒュウ、と口を鳴らす。


『あーあ、頭、潰れちゃってんじゃん。』


興奮状態の男を、美香は見つめていた。


その視線に気付いて、男は楽しそうに美香に歩み寄って声をかけた。


『どう?気がすんだ?』


クク、と男は笑いながら続ける。


『んじゃ、約束通り、今度は美香ちゃんがオレを騙した友達を…』


その時、


男の体がぐしゃ、と崩れ落ちた。


『あれ?』


意味がわからないと言うように男は声を出す。


ニタリ、と美香は笑った。



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