ヒスイ巫女3

「曇り空だ。今日・・・」
蛍はぼそっと呟いた。
「蛍~」
「あ、ヒスイどこ行ってた?」
「仕事場だよ?」
蛍はヒスイの肩をガバッと掴んだ。
「嫌なら嫌って言っていいんだぞ。」
「別に嫌じゃないから大丈夫だよ?蛍」
「え?でも前能力とってるって」
「それが嫌なんて一言もいってないよ。逆に楽しいし」
「ヒスイ!黒の力は危ない力だから使ってほしくない。」
「嫌だ。だって人を救ってるんだから何が悪いの!!」
「ヒスイ!頭冷やせ」
蛍がその場から離れていった。
「蛍もお兄ちゃんもなんでそんなに私を責めるの?」
一人つぶやいていた。
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