アイザワさんとアイザワさん
【番外編】ウブカタさんとセンドウさん~あの日私達が『盛り上がって』しまったワケ~

〈これは、まだ二人のアイザワさんが出会う前のお話。〉


「僕と結婚してくださいっ。」


その言葉は突然だった。

付き合って1年半。
そろそろかな…って感じもあったから、この言葉は予想してはいたんだけど…。


だけどね、いきつけの居酒屋さんで軟骨揚げを食べながら聞く台詞じゃないと思うワケ。

正直ムードもへったくれもない感じ?
ほんと、私の彼氏はこういう所がいちいち『残念』だ。


私はちょっとだけため息を吐きながら言う。


「善ちゃん…今言うこと?それ。」


私の名前は生方鞠枝、25歳。

そして、目の前にいる残念な彼氏の名前は仙道善明、29歳。



私…どうやらこの人にプロポーズされたみたいです。

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