体から堕ちる恋――それは、愛か否か、
焦ってはいけない。
美弥は自分に言い聞かせ、子供を抱えて仰向けになると下流に足を向けて流れに身を任せることにした。
「大丈夫だから力を抜いて上を向いていてね」
子供はもがく力も残っていなかったのが幸いし、美弥の肩に頭を乗せておとなしく仰向けの姿勢を保っていた。
「柏木!」
優が傍らを走りながら叫んでいるが、水音に囲まれている美弥には届かない。
少しすると、流れが緩やかになったのを感じ、美弥は用心深く体を起こした。
水が顎の下ギリギリくらいのところで足がつき、美弥はほっとして子供の顔が水に浸からないように持ち上げた。
「そこにいろ!」
川に沿ってずっと追いかけてきた優が水に飛び込み、美弥から子供を受け取った。
「大丈夫? 岸まで泳げる?」
「うん、もう足つくもの」
「え? あ、ほんとだ」
美弥は子供を抱きかかえる優と一緒に岸辺に歩いて戻った。
美弥は自分に言い聞かせ、子供を抱えて仰向けになると下流に足を向けて流れに身を任せることにした。
「大丈夫だから力を抜いて上を向いていてね」
子供はもがく力も残っていなかったのが幸いし、美弥の肩に頭を乗せておとなしく仰向けの姿勢を保っていた。
「柏木!」
優が傍らを走りながら叫んでいるが、水音に囲まれている美弥には届かない。
少しすると、流れが緩やかになったのを感じ、美弥は用心深く体を起こした。
水が顎の下ギリギリくらいのところで足がつき、美弥はほっとして子供の顔が水に浸からないように持ち上げた。
「そこにいろ!」
川に沿ってずっと追いかけてきた優が水に飛び込み、美弥から子供を受け取った。
「大丈夫? 岸まで泳げる?」
「うん、もう足つくもの」
「え? あ、ほんとだ」
美弥は子供を抱きかかえる優と一緒に岸辺に歩いて戻った。