強引な彼との社内恋愛事情*2
戻る気はなかった。
出口を抜けて、外にあった魚の形の喫煙所でタバコをふかしていた。
何時までだっけ、と時計を見た。先にバスに戻れるものなのかな。添乗員はバスで待ってるのかな。
運転手くらいはいるか。具合悪いとか言ってしまおうか。
ああ。本当、来るんじゃなかった。
私って、本当に暗いなと自分でも思ってしまう。だけど、一度疑うとどうしてもそうとしか思えないんだ。
性格なんて直せないと実感する。
「くわえタバコなんて可愛くねーな」と声がした。