明日へのラプソディ
ドリンクが出されるまでの間、カウンターに座っている私達3人は一言も発せず、しゅうちゃんの作業が終わるのをジッと待っていた。しゅうちゃんは自分用にウイスキーのロックを用意すると、軽くグラスを持ち上げた。
「とりあえず、乾杯」
「乾杯」
私達も軽くグラスを持ち上げ、それぞれグラスに口をつけた。多分、美味しい…。だけど、味を吟味する余裕は、私にはなく、心を落ち着ける為か、無意識にゴクゴクと飲んでしまい、甘くて飲みやすい事だけがわかった。
「何から聞こうか」
って、どこか楽しげなしゅうちゃん。
「まぁ、まず、闘吾は、おいといて、主任さん達の話から聞こうかな」
と、しゅうちゃんは、私と香山さんの顔を交互に見た。