明日へのラプソディ

「あーっ!」

っと、物凄い形相で、私を指差している甲斐くんがいた…。

「何?知り合い?」

と、カウンターから声がしたような気がするけど、その声には反応出来ない程、私の身体は硬直したようにその指先から逃れられずに固まっていた。

「あ、いや…」

甲斐くんは、顔の表情を元に戻すと同時に、指していた指を下ろして、ググッとカウンターに向いて椅子に座り治して、

「…実は、この人の事、話に来たんですよ、今日」

と、呟いた。

「っ!ぇ…」

「えーっ!」

私の声が出る前に、さっき大声を反省したハズの香山さんの声が再び、店内に響き渡った。

「ま、とにかく、1杯作るから。面白そうな話はそれから聞こうかな」

と、しゅうちゃんは笑いながら、カクテルを2つ、作ってくれて、甲斐くんにはビールを注いで、それぞれ私達の前に差し出した。

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