催涙雨。

麗side




『…と長くなっちゃったけど

こんな感じかな?


七夕はね…あの人が亡くなってから

夢で会える唯一の日なの。


雨が降れば、事故の日の夢を

見てしまうけど…』




言い終わり、瑠奈と雄くんの方を見る。


目に涙を貯める2人。




「「麗、生きててくれてありがとう」」



そう言ってくれた。





星夜…

私こんなに素敵な人たちと出会えたんだよ。ありがとう。



「姉さん、頑張ったね」

「おねええちゃぁぁぁあん」



『さ、咲夜くん?!ジュリア?!』



帰ったはずの2人の登場に

戸惑う私。



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