理想の恋人って!?
「それなら、気分転換に飲みにでも連れて行ってあげようか」
私は言って助手席のドアを開けた。まずは車のお礼を言って、誠一さんの部屋に絆創膏があったら、二枚もらおう。そして、トイレを借りて貼らせてもらわなくちゃ。
車を降りて歩き出したけれど、晃一がついてこない。怪訝に思って振り返ったら、彼は運転席の横に立って地面を見ていた。
「何やってるの、晃一」
呼びかけると、晃一が顔を上げた。
「俺は電車で帰るから、明梨だけ行けよ」
その言葉に私は目を見開く。
「は? 何言ってるの! 車を借りたのは私たち二人なんだから、ちゃんとお礼言わなきゃ」
「礼は後で電話する」
「どうして? まさか誠一さんとケンカしたの?」
「それはない」
「じゃあ、ぐずぐず言わないでさっさと歩く!」
腰に両手を当てて晃一を見ると、ようやく彼が歩き出した。私に追いつき、心配そうに見る。
「明梨、かかとは?」
「誠一さんに絆創膏をもらうまで耐える!」
私が拳を握ると、晃一がふっと小さく笑った。
「無理すんなよ」
「うん」
私は言って助手席のドアを開けた。まずは車のお礼を言って、誠一さんの部屋に絆創膏があったら、二枚もらおう。そして、トイレを借りて貼らせてもらわなくちゃ。
車を降りて歩き出したけれど、晃一がついてこない。怪訝に思って振り返ったら、彼は運転席の横に立って地面を見ていた。
「何やってるの、晃一」
呼びかけると、晃一が顔を上げた。
「俺は電車で帰るから、明梨だけ行けよ」
その言葉に私は目を見開く。
「は? 何言ってるの! 車を借りたのは私たち二人なんだから、ちゃんとお礼言わなきゃ」
「礼は後で電話する」
「どうして? まさか誠一さんとケンカしたの?」
「それはない」
「じゃあ、ぐずぐず言わないでさっさと歩く!」
腰に両手を当てて晃一を見ると、ようやく彼が歩き出した。私に追いつき、心配そうに見る。
「明梨、かかとは?」
「誠一さんに絆創膏をもらうまで耐える!」
私が拳を握ると、晃一がふっと小さく笑った。
「無理すんなよ」
「うん」