理想の恋人って!?
「俺に抱き上げられているところを兄貴に見られるのは気まずいだろ?」
「まあ、さすがに人前でお姫様抱っこされるのはね……」
そんなことを話しているうちに、マンションのエントランスに着いた。晃一が開けてくれたガラス扉を通って、一階の共用廊下を奥へと進む。一番奥にある部屋が晃一さんの部屋だ。
よくがんばった、私のかかと。もう少しで絆創膏だ。
晃一がインターホンのボタンを押すと、しばらくして中から「はい」と返事があった。
「兄貴、俺」
「ああ、ちょっと待ってて」
そう返事があり、ゆっくりと歩く足音が近づいてきて、グリーンの玄関扉が開いた。
「晃一、おかえり。明梨ちゃん、久しぶり」
出てきた誠一さんは、白いワイシャツにスラックス姿で、ネクタイを緩く巻いていた。二年前に会ったときよりも少し痩せていて、目の下にクマができている。
「こんばんは。あの、車、ありがとうございました」
「いいよ。デート、楽しめた?」
誠一さんがそう言ったとたん、晃一が会話に割り込んできた。
「だからデートじゃないって。ちょっとメシ食いに行ってただけ」
「まあ、さすがに人前でお姫様抱っこされるのはね……」
そんなことを話しているうちに、マンションのエントランスに着いた。晃一が開けてくれたガラス扉を通って、一階の共用廊下を奥へと進む。一番奥にある部屋が晃一さんの部屋だ。
よくがんばった、私のかかと。もう少しで絆創膏だ。
晃一がインターホンのボタンを押すと、しばらくして中から「はい」と返事があった。
「兄貴、俺」
「ああ、ちょっと待ってて」
そう返事があり、ゆっくりと歩く足音が近づいてきて、グリーンの玄関扉が開いた。
「晃一、おかえり。明梨ちゃん、久しぶり」
出てきた誠一さんは、白いワイシャツにスラックス姿で、ネクタイを緩く巻いていた。二年前に会ったときよりも少し痩せていて、目の下にクマができている。
「こんばんは。あの、車、ありがとうございました」
「いいよ。デート、楽しめた?」
誠一さんがそう言ったとたん、晃一が会話に割り込んできた。
「だからデートじゃないって。ちょっとメシ食いに行ってただけ」