私は裏方でいいです(仮)


「……藍ちゃん?」



藍ちゃんは戻って来るなり素早く席に座り、震えていた。



これってやっぱり……。



「詩茉ちゃん。」


「は、はい。」


「……やったよ!!
見て見て!英語73点!!
赤点はナッシング!!」



キャーッ!と言いながら私に抱きついて来る。


赤点なくて良かった。
良かったけどさ、この体勢きついよ。
それに私、先生に呼ばれてるんですけど。



< 166 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop