私は裏方でいいです(仮)


「この前言ってた''セナは普通の人だよ''ってどういう事!?
それってセナについて何か知ってるって事だよね!?ね!ね!」



質問と一緒に私の肩を勢いよく揺らす久住君。
いくら男子にしては可愛くて少し小柄でも男子は男子。力が強い。


だから、もげる!首がもげる!



「まー、葉月落ち着きなって。
詩茉ちゃんの首が痛そうだよ。」



「あ、、、ごめん、しまっち。」



「う、うん。」



痛かった。
赤井君ありがとう、助けてくれて。



「おい、何でお前みたいなやつがセナを知ってんだよ。」


「俺もそれは知りたいな、詩茉ちゃん。」


「何か知ってるんでしょう!
教えてくれるまで何度でも聞くからね!」



あー、これは私が口を滑らせてしまったせいだ。
できることならあの日に戻りたい。



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