生贄投票
「大変なことになったのよ」


母が泣きそうな顔で訴えかけてくる。


「てか、それって姉ちゃんのスマホじゃん。勝手に弄って壊しちゃったの?」


孝史は呆れ気味に言った。


「違うわよ!」


いきなり母にキレ気味に怒鳴られる。


「な、何なんだよいったい……」


普段お人好しで通っていて、怒ったり怒鳴ったりしない母に怒鳴られた孝史は、正直少しビビった。
< 141 / 827 >

この作品をシェア

pagetop