生贄投票
起きるにはまだ少し早いけど、目を閉じても眠れそうにない。


美奈都は涼子と亜夢に返信をすることにした。


『ごめん。寝落ちしちゃってた。どうやら誰かに投票するとスマホが使えるようになるみたいだね。でも……さすがに誰に投票したのかは言えないけど……。涼子と亜夢じゃないから安心して』


美奈都は同じ文章を二人に返すと、ベッドから起きだしてトイレに向かう。


それにしても……あれは何だったのだろうか。

あの文面そのままなら、投票によって選ばれた者が、何らかの不幸に見舞われるということである。


誰が選ばれたのだろう?


自分じゃありませんように。美奈都は心から祈った。
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