生贄投票
いったい誰が何の目的で、突然こんなものを送りつけてきたのか?

そして、生贄に選ばれた者はどうなってしまうのか?

この二点が、みんながもっとも知りたいことである。


「なぁタマ、オマエはどう思う?」


自分でプログラミングが出来るほど、コンピュータに精通した玉森修太に、菊川晃司が話しかける。


クラスの女子たちは、みんなオカルト的なことを考えているが、晃司はこういうソフトを作ることが、可能ではないのかと思ったのだ。


その問いの意図をすぐに理解した修太は、腕組みをして考え込む。


もし自分なら、どうするだろうか……。

クラス全員のメールアドレスなどの情報を知っているから、後はウイルスプログラムを送りつけて感染させ、深夜0時に起動させればいい。

ここまでなら何とか作れるんじゃないかと修太は思った。
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