生贄投票
「おい田野」


「あのさぁ」


涼花がゆっくりと口を開いた。


「何だよ」


「同業者ってことは、この人も生贄投票のプログラム作れたりするよね?」


涼花がそう言った瞬間、修太の顔が固まる。


「まさか……」


「アタシはそんな気がする」


涼花が頷いた。


「つまり二階堂先生のお兄さんが、私たちに復讐をしてるってこと?」


ここまでずっと黙っていた美奈都が口をはさむ。


それに対して、修太も涼花もすぐには答えなかった。
< 510 / 827 >

この作品をシェア

pagetop