生贄投票
「友達だと思ってたのに……」


環奈の目が怖い。


「やだな。友達だよ」


亜夢が震える声で答える。


「じゃあアム。アンタ何でアタシに入れたの……」


「え?」


美奈都は驚いた。亜夢も環奈に投票していたことと、環奈がそれを知っていることに……。そしてすぐに気がついた。

そういえば、さっきのメールには『今治美奈都』への投票者はいないとあった。


それはつまり、投票された者には、誰が自分に投票したか書かれているに違いないのだ。
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