生贄投票
「あんたたちも早く押しなさいよ!」


環奈は他のクラスメイトたちにも大声で怒鳴る。


環奈の悲痛な叫びに押され、みんなスマートホンを手にして作業を始めた。


美奈都のカウンターが500を越えたとき、教室のドアが開いて、桜井を先頭に教師が三人入って来た。


「オマエら全員、夕方まで携帯電話を没収する」


一緒に入って来たこわもての体育教官が、ダンボールの箱を教壇の上に置きながら言う。


「何言ってんのよ! みんなで許しを請わなきゃならないのに、そんなことしてアタシが死んだらどうしてくれるのよ!」


それに対して、環奈が大声で怒鳴った。
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