生贄投票
「ああ、アタシのお兄ちゃんだよ。暇そうだったから、ここまで車で連れてきてもらったんだ」


「おい涼花! 俺はヒマじゃねぇよ。でもオマエが友達が殺されるって泣いて頼むから……」


「もういいからお兄ちゃん。みんなのロープを解いてよ」


涼花は兄に命令した。


「ああそうか、田野がLineの友達登録をしてないと噂の、田野の兄ちゃんか」


修太が頷く。


「何? おいオマエ! 俺を差しおいて涼花とLineしてんじゃねぇだろうなぁ」


涼花の兄が睨んだ。


「ちょっとお兄ちゃん! いいから早くみんなのロープを解いててば! って、そんなことより、伊藤は?」


涼花が修太のロープを解きながら聞いた。
< 608 / 827 >

この作品をシェア

pagetop