生贄投票
制服に着替えて洗面所に向かう。


顔を洗おうと思って鏡を見ると、クマの出来た酷い顔がそこに映っていた。


こんな顔じゃ学校に行けないなぁと思う。


でも学校に行ってみんなと相談して、どうするか決めなければならない。


美奈都の脳裏に修太の顔が浮かんだ。


修太に会いたい。修太なら今回のことを分析して、何か良い案を出してくれるに違いない。


美奈都にとって修太は今、かけがえのない人になっていた。


食卓テーブルにつくと、父親に「何だその顔は?」と驚かれた。


余計な心配をかけたくないから、美奈都は復活した投票画面のことは、両親に言わなかった。
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