生贄投票
「とにかく授業中の携帯電話の使用を認めるわけにはいかない」


陣内の応援を求める目に気がついて、今度は桜井が口をはさむ。


「何で分かってくれないのよ! もういい。じゃあもうみんな帰ろうよ。早退すればいいんでしょ?」


「おいおい、オマエなぁ」


自分の授業中に、全員早退なんて問題を起こさせるわけにはいかない。


「それともアンタ、アタシに死ねって言うの?」


環奈は今度は桜井にくってかかった。
< 63 / 827 >

この作品をシェア

pagetop