生贄投票
「は? 何言ってんのオマエ?」


「ちょっと晃司、一回落ち着きなよ」


「落ち着いたって俺の気持ちは変わらねぇよ。俺はなぁコイツみたいに自分は何もしないくせに、他人に偉そうに文句ばっか言うヤツが、一番ムカつくんだよ」


晃司はスマートホンを操作して、そのまま美姫に投票した。


「ところでオマエらはもう投票はしたのかよ?」


晃司は周りを見回す。


それに対して、誰も答えようとしなかった。


「小嶋、オマエはしたのか?」


「えっ、いや……」


「じゃあ西野に入れろや」


晃司が詰め寄る。


「止めなさいよ。そんな横暴が許されると思ってんの?」


すぐに美姫が文句を言った。
< 630 / 827 >

この作品をシェア

pagetop