生贄投票
「イヤぁああ~~~晃司」


怜が晃司に駆け寄って抱きついた。


「おい、菊川大丈夫か?」


藤本も心配そうに覗き込む。


それに対して他の生徒たちは、ただ唖然として見ているだけだった。


先週の玉森修太の状態を見ているから、今更あがいてもムダだという諦めの気持ちがあるのだ。


「ぅぐぅううう~~~ぁああああ」


ついに晃司は断末魔の声を上げると、そのままぐったりと動かなくなる。


「イヤぁあああああああああ晃司、晃司ぃいい~~~~」


怜に抱きしめられた晃司の身体が、あれよあれよという間に、シワクチャになっていった。
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