生贄投票
電話を切った聖佳の身体は、ガクガクと震えていた。


美姫が死ぬ。ずっと仲の良かった親友がいなくなってしまうのだ。


さらに言うと、キックンの敵討ちというのなら、来週は自分の番である。


イヤだ。死にたくない。


でも、多数決で勝る相手には、勝つことが出来ないのだ。


こうなると方法はただ一つ。


元一年B組以外の生徒を仲間にしたうえで、その数が元1Bのメンバーより上回るように、1Bのメンバーを殺すしかない。


すぐに1Bのメンバー以外の子に連絡を取らなくてはならない……。


このときすでに聖佳の頭の中には、親友美姫のことなど消えてなくなっていた。
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