暴走族と少女
《今、何処にいんだよ?》

「わかんない……」

《逃げたわけじゃねぇーよな!?》

「逃げてなんかない。」

《嘘つくなよ!東の公園まで来い!もし、来なかったら弟君がどうなるか分かってるだろ?》

「あの子には関係ない!あの子に手を出さないで!」

私の怒りを含んだ声が部屋に響いた。そこにいた人達は驚いている。

《それなら、来いよ。待ってるぞ日夜乃。》
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