愛の音〜ainone〜
「えっ?」
「一緒に住もう……
そしたらさ…少しは由奈の心配性も直るでしょ!笑
ここ一ヶ月くらい寂しい思いさせてごめん…二人の部屋探したり、残業頑張ったりしてた…由奈をびっくりさせたくて…」
照れながら言った隼人は
ポケットから鍵を取り出し
わたしにくれた。
ピンクのリボンが付いた鍵。
小さな鍵と
大きな大きな愛を
同時に受けとった。
「隼人…ありがと…
すっごい幸せ…わたし…何も知らずに…ひどい事言って…ごめん…ごめんなさい…」
大好き、ありがとう、幸せ…
近くにいる程
当たり前になって、
伝え忘れて…
大切なものを見失っていく。
「ねぇ、隼人…わたし大事な事に気が付いたよ…」
話しだそうとするわたしに
「ほら!」
そう言って
手を差し出してくれた隼人。
もう
離れないように…
絶対
離さないように…
しっかり握って歩きだす。
ねぇ隼人…
愛って目には見えないんだね。
だから、しっかりココロで感じとらないとダメなんだね…
これからは
風に揺れて優しく鳴り響く
ふたつの愛の音を毎日感じて過ごしていく。
愛を感じ合って生きていく。
