愛の音〜ainone〜
涙はいくらでも流れ落ちる。
行き場のない気持ちを抑えることができない…
本当に終わりなの?
こんなにも呆気なく…
チリンチリン……
どこからか
優しく響く風鈴の音にハッとした。
音の方を振り返ると…
心臓がドキっと音をたてた…
「隼人………」
「やっぱりここだったか!」
隼人は
わたしのデザインした風鈴を手に持っていた。
「隼人…なんで…?」
かすれた声のわたしに
近寄る隼人は、持ってきた風鈴をわたしに差し出した。
「もう終わりってこと…?
ヤダよ…ヤダ…ごめんね…直すから…もう疑わないから…」
泣き崩れるわたしを
隼人の大きな手が支え言った。
「ほら、由奈の勘違いがまた始まった。笑」
笑う隼人を見つめる。
「変わらなくて良いよ。
由奈は由奈のままでいいから……
二つの風鈴さ……
同じ部屋に飾ろうか……」