あなたの優しさが…2


その様子を見ていた大東が
慌てて俺に駆け寄る


『若、落ち着いてください。遠藤には俺から言いますので、若はここでお待ちください…どうか……』


大東が焦っているのがわかる
俺は何も言わず、廊下の壁にもたれかかる


『遠藤、遠藤はいるか』


大東が遠藤を呼ぶ
何も知らずに遠藤が出てきた


大東のことを慕ってる遠藤なら
美咲に何かがあれば
大東に伝えるはずだ


だが、遠藤は薬のことは知らず
美咲からも何も聞いてなかった


ただ……
美咲がばあちゃんと病院に行っていた事は知っていた


『遠藤……何故それを言わねぇんだ』


久しぶりに大東の怒鳴り声を聞いた
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