あなたの優しさが…2
『美咲さん、もしよろしければお父様にお会いになりませんか?』
大東さんの言葉に私は固まった
お父さんに……会う?
『二度ほど、偶然ではありますがお会いになられています。お会いになると必ず気を失われます……その後、良くない方向へ進みます。今後こんなことが無いようにと考えましたが……やはり、美咲さんがお父様に会われて、しっかり話されることが一番かと思います』
お父さんに会う……
それだけで身体が動かない
『美咲……もしだ。もしまた妊娠して親父さんに会ったら……。そうならないように、美咲が傷ついて殻に閉じこもるのは、もう見たく無いし……俺が無理だ』
「雅樹……」
大東さんの提案、雅樹の言葉は
もっともだった。
もしまた妊娠なんてしたら
多分私は一歩も外へ出ないだろう…。