あなたの優しさが…2


「雅樹のお父さんもお母さんも……私の過去を知っても、温かく迎えてくれた。一緒に暮らそうってっつ……家族って言ってくれたの……」


そう言うと私の手を雅樹が握っていてくれていた事に気がついた


「……お父さん……なんで……なんで私を捨てたの?」


私が聞きたかった事……


『若くして結婚して…あいつが浮気して出て行って……それでも二人で生きていけたらって思った…けど、あいつは俺の名前で闇金から金借りて、返済を求めてきた。このまま美咲と居たら……美咲が狙われると思った』
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