あなたの優しさが…2
私がドアに手をかけた時
『今はまだ……戸籍上、美咲の父親だから言う。美咲を幸せにします。泣かせる事は絶対しません』
私は驚き雅樹の方へ振り向くと
雅樹と大東さんがお父さんに頭を下げていた
えっ……雅樹…大東さん…
二人を見てるだけで涙が出る
私の為に……どうして……
私は雅樹の隣に行き雅樹の手を握る
「…お父さん……育ててくれてありがとう……新しい家族を大事にしてあげて」
「今までありがとう…元気で……」
私はそう言って雅樹の手を引く
私達は部屋を後にした