あの日の桜は。【大幅修正中】
「はい、そうですね。まさかこうなるとはあのときは思ってもみませんでしたけど」
口から嘘がつらつらと出るものだと自己嫌悪する。
本当は、玲の願いを聞いてからこうなるだろうと予想をしていた。
こうならなくては救えないと思っていた。
外部の人間が外からグチグチといったって何も変わらない事はわかっていたから。
「じゃあ、今日から愛桜に入る莉子だ、よろしく」
紘が着席するなり、そう言った。
愛桜に入る。
改めてそう聞いて本当に良かったのかとそう思う。