あ い の う た <実話>
沈黙が続く…。




涼介さんはあたしの言葉を待ってるのだから当然だ。





涼介さんは好き。
涼介さんが好き。



嫌いなとこなんて一つもない。
憧れの人。
そしてあたしに居場所を与えてくれた人。



あたしなんかが断る理由なんかない。




…それなのに

どうして?




『はい』って返事できないのはどうして…?





尚の顔が頭に浮かんだ。






< 138 / 235 >

この作品をシェア

pagetop