あ い の う た <実話>
そんなある日のこと。
一組と二組合同でHRの時間にドッヂボールをすることになり、
体育館に二つのクラスが集合しようとしていた。
あたしは一人で、体育館の階段を登っていた。
目の前には同じクラスの女子がキャーキャー騒ぎながら階段を登っている。
その時、そのうちの一人がタオルを落とした。
『あの…落としたよっ?』
タオルを拾いあげて言うと、
その子は振り返り、『ありがとお〜』言いながらあたしのいる所まで駆け降りてきた。
その子はタオルを受け取ると、
『二組の子?今日よろしくね♪』
と言った。
『え……………』
否定する間もなく、その子は階段を駆け登って行ってしまった。
まだ………
クラスにいることさえ知られてないんだあたし…。
居ても居なくても
わからない存在なら
やっぱり、
居なくなりたい………。
一組と二組合同でHRの時間にドッヂボールをすることになり、
体育館に二つのクラスが集合しようとしていた。
あたしは一人で、体育館の階段を登っていた。
目の前には同じクラスの女子がキャーキャー騒ぎながら階段を登っている。
その時、そのうちの一人がタオルを落とした。
『あの…落としたよっ?』
タオルを拾いあげて言うと、
その子は振り返り、『ありがとお〜』言いながらあたしのいる所まで駆け降りてきた。
その子はタオルを受け取ると、
『二組の子?今日よろしくね♪』
と言った。
『え……………』
否定する間もなく、その子は階段を駆け登って行ってしまった。
まだ………
クラスにいることさえ知られてないんだあたし…。
居ても居なくても
わからない存在なら
やっぱり、
居なくなりたい………。