あんず～泣き虫な君へ～

「んー。どれもいいけど、俺がオススメするなら、音楽科かな！」


一番嫌な選択をされて、戸惑いを隠せなかった。


「どうしてですか？」


どうして、みんな私に音楽をさせようとするのかな。

父がピアニストというだけで
名前が詩というだけで大人は寄ってたかって音楽をさせようとしてくる。



「それは、俺が音楽科の教師だって事かな！あ、俺の紹介がまだだったね。俺はここの高校の音楽科教師でもあり、校長でもある、鈴川 透です！」


え？校長先生？