青蒼の夜半に、闇色の鳥を
・2・
寝台に埋もれて、シェイスが大きく溜め息を吐く。
吐き出した息の分だけずるずると寝具に沈んでいきそうな風。
褐色の肌は黒ずみ、眸はとろりと潤んでいる。
「ごめん、サディマ。騒がせた」
「なにを云っているの。
怪我人は静かに眠るのが仕事だよ」
こつん、とシェイスのくしゃくしゃ頭に拳を当てて、サディマが笑う。
吐き出した息の分だけずるずると寝具に沈んでいきそうな風。
褐色の肌は黒ずみ、眸はとろりと潤んでいる。
「ごめん、サディマ。騒がせた」
「なにを云っているの。
怪我人は静かに眠るのが仕事だよ」
こつん、とシェイスのくしゃくしゃ頭に拳を当てて、サディマが笑う。