相棒の世界
「これまた派手に暴れたなーアルバート!
お前は殺しの才能があるよ!!」
ゼイルは俺が血だらけで帰ってくると、いつも頭を撫でてくれた。
「今日は×人殺ったよ!ゼイル!!」
俺はこうしてゼイルに褒められることが、ものすごく嬉しかった。
だから余計に殺しに走ったのだ。
ーーー12歳になると同時に、俺はゼイルと共に村を出た。
『生』の実感を求めて旅を始めたのだ。
「アルバート」
「なんだ」
「お前、でかくなったなー」
ゼイルは俺の頭に手を置くと、陽気な声でそう言った。
「あんたに育てられたおかげさ」
俺はゼイルに感謝をしていた。
盲目の俺を拾ってくれたこと、そしてーーー
「俺はあんたについていく。
あんたと一緒にーーー生きていく」
俺を『生きている』と認めてくれたことーーー。
「ぎゃははっ」
俺がそう言うと、ゼイルはいつも照れ臭そうに笑った。
「まったくお前ってやつはーーー」
ーーーほーんとかわいいなぁ…