俺様社長に振り回されるのも悪くない

好きな仕事



「起きか?」


昨日の余韻が残っているのか
頭が働かない私に声をかけてきた


ぼーっとしていたら
身体がふわっと浮いた


『わぁっ、なに?』


「その顔でベットにいられたら困る」


その顔?どんな顔だよ
社長が連れきたのは洗面台

鏡に映る自分を見ると
とんでもない顔をしてた


『っ…。ごめんなさい』


その顔は何度も言われている顔
少し顔が赤らんで、目が潤んでいる
女の私から見ても、欲してる顔なのがわかる


「俺としては期待に添ってもいいぞ」


そう言って笑う社長の顔が余裕なのがムカつく
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