俺様社長に振り回されるのも悪くない
「だから俺は考えた。全てのホテルではなく、ビュッフェをメインとしたホテルを幾つかあればって……そして、丁度隣の土地を購入する事ができた……」
『……えっ?購入する事ができたって…』
「俺が買った……けど、今は俺のじゃない。俺がちゃんとやれるまで、お父さんに頼んである」
「そして、昔から憧れていた……夢見た事を現実にしようと思った」
『夢?……憧れ?』
「うん……俺の憧れ……。幸せな家庭を持ちたいって夢。夏希と暮らして、夏希の家族を見て……もしかしたら夏希とならやれるんじゃないかって思った」
『しゃ……しゃちょう……』
「ったく、夏希は泣き虫だな」
私の涙を拭いてくれる