love you only
普通は、男性が女性を誘うんだけど、アランに誘われるなんて事、絶対にありえないから。


でも、アランと踊りたいよ。

じっと、見つめて返事を待つが、



「・・・踊るわけねぇだろ」



アランは、顔をしかめ、冷たく返答した。


「だいたい、おまえの相手は山ほどいるだろーが?」


いてたって、私が踊りたいのはアランだよ。


「なんで俺なんだよ?さっさと向こうに行け」


だってアランしか、好きじゃないもの。


「・・・っ」



泣きたい気持ちを押さえて、私はアランから離れた。


断られると、わかっていても辛い・・・
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