婚約者はホスト!?②~愛が試される時~
圭司との再スタートをきってから、夫婦生活は順調そのものだった。
圭司の帰りも嘘のように早くなり、休みも私に合わせて余っている有給や代休を取ってくれる。
おかげで、買い物に出掛けたり、映画を見に行ったりと新婚当時のような甘い時間を過ごせるようになった。
そんな矢先だった。
私の体に変調が現れたのは…。
ここ数日 朝になると、胃のあたりがムカムカして微熱が続いている。
こんなこと、今までなかったのに…。
今日も、食堂でのランチを半分も食べられなかった。
「なつ どこか具合でも悪いの?」
葵が心配そうに覗き込んだ。
「うーん なんか ムカムカしてこみ上げてくるような感じがして… このところ あんまり食べれないんだよね…。ちょっと微熱もあるし風邪なのかな…。」
「ねぇ なつ。それってさ 赤ちゃん できたんじゃない…?」
葵の言葉にはっとした。
そういえば、生理きてないかも…。
心当たりだってないこともない。
安全日っていっても可能性はある訳だし…。
「葵… 私 できたのかも…。」
私はお腹にそっと手を当てた。
ここに、圭司との赤ちゃんがいるのかもしれない…。
私は仕事が終わると、早速ドラッグストアで妊娠検査薬を買って、マンションへと急いだ。