婚約者はホスト!?②~愛が試される時~

えっ…。
ってことは、単に私の勘違い…!?
あんなに泣いて、圭司まで巻き込んどいて、見間違いとかあり得ないよね…。
やだ 恥ずかしすぎる…。

「やっぱ そっか。」

圭司は、私の表情から勘違いだったと悟ったのか、プッと吹き出した。

「もう そんなに笑わないでよ…。大騒ぎしておいて圭司には悪かったって思ってるけど。」

「ごめん ごめん なんか なつらしいなって思ってさ…。謝るからそんなにすねんなよ。」

そう言って、圭司は私の顔を覗き込んだ。

「すねてない…。」

私は思わず顔を背けた…。

「わかった わかった…。なつは赤ちゃん 欲しかったんだよな…。すぐに、仕込んであげるから機嫌なおせ…。」

「キャ! ちょっと 圭司…!」

圭司は私をソファーに押し倒した。

「ほら なつ 暴れるな…。今日は時間もたっぷりあるし、ふたりで頑張ろうな。」

圭司は私の耳元で悪戯っぽく囁いた。

「もう… まだ お昼なのに…。」


こうして、私達の妊娠騒動は幕を閉じた。

結局、赤ちゃんは まだだったけれど、私達はパパとママになる心の準備ができた。

早く私たちのところに赤ちゃんが授かりますように…。

圭司に抱かれながら、私は幸せの笑みを浮かべた。


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