穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
その後、どこかに泊まることはなく家まで戻ってきた。

でもどうしても一人にしたくないという孝徳に従うことにし、孝徳のマンションに行くことになった。

たしかに一人になったら余計なことを考える。

シャワーを浴び部屋着にも寝間着になりそうなワンピース。

すっぴんを見せるってどうなんだろうって思いながら、孝徳ならいっかって思うのはなんだろう?

準備をして孝徳に連絡。

迎えに来てくれるって言うけど、私も家を出て孝徳のマンションの方へ向かう。

進行方向に進めば途中で会える。


あれっ?

なかなか会えないのはなぜだろう?

もしかして、この道じゃなかったのか……



「咲希」

遠くで声が聞こえる。

後ろを振り向くと少し先から、孝徳が走ってくる。

私は立ち止まり、孝徳に駆け寄った。

「咲希…だから待ってろ…って言ったろ?」

目の前に来た孝徳は息を整えながら怒った口調で言った。

「ごめんなさい……会えると思ったから……」

「いないから焦った」

そう言うと孝徳は私を抱きしめた。

「たったかのり?」

少し驚いて慌てた。

「いない一瞬で色んなこと考えた……もう勝手に動くな…‥俺から離れるな……」

そんなことをさらっと言うんだから……

ドキドキしないはずがない。

でも私は何も思わないことにする。

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