すぅぃーとしろっぷ・えあらいん
輝きの始まり
「ん...」


カラダが軽い、一体私はどのくらい眠ったのだろう?


「起きたか、癒愛」


ずいっと視界に映り込む顔。


「勝廣...私どんくらい寝てた?」


「1日」


い...いちにち?!?!どんだけ寝てたの私...


「もう体調はよくなったのか」


「うん。すっごく軽い」


「あと、今日から俺もこの家な」


...は?!?!今なんという衝撃告白を?


「危なっかしくてほっとけねーんだよ、ばか」


「ば、ばかって...!」


「これからは家事分担な」


うー...ちょっぴり楽になったからいっか。

「あー。やっと仕事行けるわ。じゃ行ってくるわ。6時には帰る」


"やっと"仕事に行ける...?もしかしてずっと看てくれてたの?


「ありがとう..いってらっしゃい」


ああ...神様。これから私、どうしたらいいんでしょうか。


こんなに幸せになれるなんて。


ほら、もう...こんなに世界が輝いて見える。


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