すぅぃーとしろっぷ・えあらいん
--ガチャ


「ただいま。食いモン買ってきた」


「おかえりー...ありがとう」


もうこの家は私と勝廣のお家なんだ。


なんだか実感湧かないや...


「ぶり返してない?」


「うん。もう完全復したよ」


勝廣はずるい。私に優しくして。どんどん堕ちていっちゃうじゃん...


「そこのスーパーで適当な寿司買ってきた」


「お寿司?!?!えー!!いつぶりだろー?!?!」


寿司と言うワードにテンションが上がる。


「ほら、食うぞ。こっち来い」


「うんっっ」


リビングには既にお寿司が並べられていた。


「いただきまぁす。」


がっつきたいところを抑えて、丁寧にお淑やかに食べてみる。


「んーっ。美味し〜い」


「THE・寿司」


真顔で言う勝廣を見て私はつい吹き出す。


「もーっ!あぶないじゃーん!口に入ってたらどーするつもりだっっっ」


当の勝廣はニヤニヤしながらこっちを見ている。


「大丈夫大丈夫」



「んもー。早くたーべよっ」


「ごっそさん」


ぱちん、と手を合わせて立ち上がる勝廣。


「勝廣食べんの早すぎでしょ」



「お前がずっと喋ってるからおせーんだよ。とっとと食え」


むー。ちょっぴり意地悪だ。
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