俺様生徒会長に鳴かされて。
彪斗くんが帰って、ふたりっきりになったわたしと寧音ちゃん。
「ふぅ、騒々しい人もいなくなったことだし、
改めてよろしくね、優羽ちゃん」
「うん…よろしくね…」
「ん?どうしたの?なんか元気ないね?」
「…彪斗くん、怒ってないかな…って」
「えー?」
「だって、最後なんだか元気なかったし」
ちょっと、傷ついたように見えたし…。
「いいのいいの!
あいつ、いっつもあんな感じで威張ってるから。
だって、優羽ちゃんだって困ってたんでしょ?
普通に考えてもオカシイ話だよ。ましてや、『あの彪斗』なんか一緒に暮らすなんて!」
「私が優羽ちゃんだったら、人生・ジ・エンド、だよ」とお手上げのジェスチャーをする寧音ちゃん。
「ね、そんなことより、優羽ちゃん転校してきたばっかりなんでしょ?」
「え、う、うん…」
「私、今日は久しぶりに一日オフなの!
授業にも出ないつもりだからさ、この学校の紹介も兼ねて、校内見学しに行こうよ」
「え、でもわたしは授業にでなきゃ…」
「固いこと言わなーい!
多少の融通はきいてくれるのが、この学校のいいとこなんだから」
いこいこ!と背中を押され、わたしは寧音ちゃんと部屋を出て行った。
※
「ふぅ、騒々しい人もいなくなったことだし、
改めてよろしくね、優羽ちゃん」
「うん…よろしくね…」
「ん?どうしたの?なんか元気ないね?」
「…彪斗くん、怒ってないかな…って」
「えー?」
「だって、最後なんだか元気なかったし」
ちょっと、傷ついたように見えたし…。
「いいのいいの!
あいつ、いっつもあんな感じで威張ってるから。
だって、優羽ちゃんだって困ってたんでしょ?
普通に考えてもオカシイ話だよ。ましてや、『あの彪斗』なんか一緒に暮らすなんて!」
「私が優羽ちゃんだったら、人生・ジ・エンド、だよ」とお手上げのジェスチャーをする寧音ちゃん。
「ね、そんなことより、優羽ちゃん転校してきたばっかりなんでしょ?」
「え、う、うん…」
「私、今日は久しぶりに一日オフなの!
授業にも出ないつもりだからさ、この学校の紹介も兼ねて、校内見学しに行こうよ」
「え、でもわたしは授業にでなきゃ…」
「固いこと言わなーい!
多少の融通はきいてくれるのが、この学校のいいとこなんだから」
いこいこ!と背中を押され、わたしは寧音ちゃんと部屋を出て行った。
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