Farbe
第二章








ツヅルがパンフレットをファイルを取り出し、机に取り出す。



「パンフレットを使って説明をすると言ったが、まずこの学校の仕組みについて言う。お前がいた国とは随分違うと思うからな。」


「了解。」



パンフレットを机の横にずらし、ファイルから何枚かの白い紙を取り出した。





「おまえは理事長から1年のシュヴァルツが何人だと聞いている?」


「は?」



何人かなにも、さっきいたのはツヅルにタスクにリヒにラウ。4人じゃねぇのか?



ん?あれ、そういえば理事長は...


『アインスは5人、シュヴァルツは一応5人だよ。』





「一応....5人だって言ってた。」


「そうか。1年のあと1人はな、ようはまぁ、不登校みたいなモンだ。学校公認のな。」



「学校公認?」



どういうことだ?不登校が公認なんて....そんなん意味ないだろ。




「あいつは、まぁ、忙しいんだ。」


「.....ふぅん。」




これ以上訪ねてもあんまり答えてくれそうにないからそこで終わりにした。




「じゃあ、まずシュヴァルツはこの学校に1年がお前入れて6人、2年は2人、3年が1人だ。」



まぁ、2年と3年はそんなモンだよな。

「ちなみにアインスは1年が理事長が言っていたとおり5人、2年が33人、3年が2人な。」



「3年は少ないんだな。」


2年とはあんまり変わらないが、1年と比較すると少なくかんじてしまう。



「あぁ、3年はもともと人数がすくないんだ。」


「そうなのか。」



「じゃあ、説明するぞ。」


ここから本格的に説明が始まるみたいだ。








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